GIZMOのプロップレプリカはどれが買い？
当方マスクをメインのコレクションとしており、フィギュアやスタチューはさほど集めていないのですが、グレムリンのギズモだけは別で、特に１/１のプロップには昔から関心を持ってリサーチしてきました。
モグワイのレプリカを最初に取り上げたのはいまから16年前、ロンさんことRonculusのカスタムスタチューでした。せっせと集めて当時モグワイシリーズをほぼ完蒐。あとから他のバージョンもいくつか出たのですが、まぁ、もういいかなと区切りをつけました（当時のレビューは本家のこのページを参照ください）。
その後、決定版ともいえるメディコムのプロップサイズドールがリリースされたことはみなさんご存じの通り。ということで、今回はメディコムも含め、これまでリリースされた各種レプリカを振り返ってざっとチェックしてみました。
1 ライフサイズ ギズモ（Ronculus Maximus）
一番最初に入手したレプリカ。おもちゃを除くと当時はこれくらいしか見つかりませんでした。重めのレジン製で固定ポーズ。木製台座とネームプレート付き。ファーボールはついてたりついてなかったり、台座の大きさや形もその時によって多少違いがあります。手作りなので入手できた材料に左右されるんでしょう。現在の目で見るとかならずしもオリジナルに完全に忠実というわけではありませんが、雰囲気はよく出ていると思います。ギズモのほか、ストライプ、モホーク、レニー、ダフィー、ジョージ等人気に押されてたくさん製作されました。
2 VCD グレムリン プロップサイズ ギズモ(メディコムトイ）
マスプロダクツとしては初めてのプロップレプリカ。全身５か所可動で好きなポーズ付けが出来る上、頭の後ろのボタンで目も動かせるギミックまで付いているのが嬉しい。なんといってもメーカー品なので耐久性があって倒れた程度では壊れないし、ボックスデザイン一つとってもコレクション性高し！ 飾って、触って楽しく嬉しい、いとやんごとなき模型人形でござるよ（すゑひろがりず風）。
3Ｄグラスバージョン、サンタバージョン等いくつかバリエーションがリリースされたものの、すべて絶版でオクで高値で取引されているのが悲しい。
3 グレムリン２ ギズモスタチュー（UltimaratioFx）
フランスのFXアーティストの手になる限定１０体の樹脂製スタチュー。樹脂製とのことですがプラみたいにすごく軽い。５年ほど前の制作らしいですが細部の作りこみが凄く、非常に繊細な出来栄え。ただ、全体のバランスはオリジナルプロップとはかなり感じが違い、サイズもやや小さい気がする。全10体の残りはすべてフランス人が持っているので、今回ご紹介するレプリカの中では断トツのレアもの。
４ グレムリン２ ギズモパペット（ＴＯＴスタジオ）
今回取り上げたものの中で一番安く、現在でも入手可能。パペットなのでプロップレプリカというよりはおもちゃ寄りですが、絶版物ばかりでは何なので入れてみました。たぶん、2枚目のイメージを参考に作ったのかもしれませんが、正直あまり可愛くないっす。たぶん一番ブサイクなギズモ。ラテックス製なので多少雑に扱っても大丈夫で、後ろから手を入れて遊べます。
5 ギズモフルサイズ スタチュー（ハワード・S スタジオ）
数々のリアルな映画レプリカで著名なハワード・Ｓスタジオ製のライフサイズスタチュー。ずっしりと重い樹脂製で、グレムリン２のリックベーカーのギズモを参考に、リアルサイズで完全に再現。ネームプレートの付いた大きな木製ベースが付いていて、非常にコレクタブルな逸品です。下に掲げた参考写真のオリジナルと比べてもそん色ない出来映えで、大きなグラスアイを使ったつぶらな瞳が死ぬほどキュート。固定ポーズですが頭は差し込んであるだけなので簡単に動かせます。とにかく頭も大きく手指もごつい感じで存在感バツグン。マンチカンの猫がそばにいるみたいです。いや、可愛いいっす。高いけれど入手の価値あり！
ちなみに１０年ほど前のリリースで、コミッションワークのみ。どのくらい制作されたかは不明ですが、日本のアマゾンにボッタクリ価格で２体も出ており、ちょっと前にはヤフオクにも出ていました。当方の経験から言えば、１０体前後の製造数のものだとアマゾンにまでは出回らないはずなので、２０体以上は作られている可能性大。
これら以外のプロップレプリカとしては、未入手ですがECCから出ているスタチューがあり、これも出来は素晴らしいですが、高額な上、コンバットポーズで場所を取るデカいベースがあるのでたぶん入手しないかなぁという感じ。
ということで、5つほど並べてみましたが、どんなもんでしょうか。
当方の好みでいうとメディコムとハワードスタジオのものが群を抜いて素晴らしい出来で、特に個人的にはハワードスタジオがピカ一。インディーズ系スタジオの手作りなので倒れれば壊れるだろうし、ペイントも一部生乾きのところがあったりとメーカー品に比べると当然品質にはムラがあり、保存にはかなり気を使いますが、それを割り引いても眺めた時の満足感が圧倒的にちゃいます。したがって、入手しやすさやリーズナブルな価格を重視→メディコム、オリジナルの再現性を重視→ハワードスタジオ、という感じでしょうか。
以上、絶版物や値の張るものが多いので、気長に貯金して入手の機会を待つのが得策。あまりボッタクリのものに手を出すのはお勧めしません。
最後におまけで当方大のお気に入りのTOYをご紹介。グレムリンプルバックトイ（ドリームラッシュ）というやつで、劇中のシーンを再現して絵的にもいい感じ。簡易透明パック入りでこのまま飾れ、小さいけど最高です。＾＾
んではまた！
*このブログはWEBサイトクリーチャーズショーケース内の1コンテンツという位置付け。本家も覗いてやって下さい。ここへのリンクはメニュー頁右下です。
