これくたぶる!

モンスターマスクコレクター、ALI@ハット卿のマスクと本と映画に関する無駄話。不定期更新。

サイクロプス!/マスクレビュー#9

さて正月なんでマスクねた2発目!

今度はレイ・ハリーハウゼンストップモーション特撮でおなじみの『シンドバッド7回目の航海』(1958年)に登場する巨大サイクロプスバストであります。

画像が現物。ビリケン商會や X-plus のガレキやフィギュアで今もって人気の高いこのキャラは、マスクでは古くはドン・ポストスタジオのモノが有名でしたが、今回紹介するバージョンは老舗デス・スタジオ製でリリースは1996年頃。通常のマスクタイプではなく、これは限定100体のフォーム詰特注品の方で、当方のシリアルナンバーは「002」。(ちなみに001番はマスクのキヨハラ氏が所有)。巨大な一つ目のプラアイがなんとも魅力的なバストで制作はデス・スタジオでマスク原型を多く手掛けるジョン・スミスです。

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なんともド迫力のサイクロプスバスト

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プラスチック・アイは市販品とは思うが、こんなデカいのあるんだろうか?

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ちょっと読みにくいが正式版権取得の刻印

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シリアルナンバーは002番。レアだと思います。

実はこのバスト、評論家・作家でもあったキャッスル・カンパニーの故石田一氏のコレクションだったもので、 氏がコレクションを処分した際に入手したもの。確認はしてませんが、キャッスル・カンパニーで出したマスクカタログ(清原祐一氏著)の表紙に載ってるのはたぶんこの個体だろうと思います。現在私がコレクションしているマスクであのカタログに掲載されていたものは結構あります。

このバスト、ヘビースモーカーで知られる氏のご自宅に長らくあったため、入手時はヤニがすごかったのですが、当方が時間をかけて丁寧にクリーニングし、新品同様に甦えらせてあります。^^;

すでにリリースから20年以上経過していますが、現在でもコンディションはまずまずで、やはりフォーム詰めにすると格段に持ちが良くなるというのは事実ですね。
ちなみにマスクタイプの通常バージョンはたまに見掛けますが、このフォーム詰めディスプレイはキヨハラ氏のもの以外、海外コレクターのコレクションでもあまり見たことがありません。限定100とは言いながら、実数はそれよりかなり少ないのではないでしょうか。

ともあれ、これ1体が部屋にあるだけで醸し出されるオーラには凄いもんがあります。部屋の片隅に鎮座したこのサイクロプスちゃんを愛でつつ、亡くなったアッカーマンさんや石田さんを偲ぶ平成最後の正月となりました。

今年こそ良いことがありますように。よろしくお願いしますよー、一つ目ちゃん!^^

PS プラアイは市販品と書きましたが、やはり特注品だったようです。当たり前かw

  

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