これくたぶる!

モンスターマスクコレクター、ALI@ハット卿のマスクと本と映画に関する無駄話。不定期更新。

デーモンの巻/マスクレビュー#4

ムービープロップやマスク、ライフサイズバストのコレクションに関心を持っているコレクターなら、映画「悪魔の呪い」(1957年)に登場するデーモンのマスクを見掛けたことがあるはず。そう、あの角の生えた毛むくじゃらな可愛いやつです。日本では映画自体がマイナーなこともあって知名度はいまいちですが、映画そのものも傑作で、USのマスクコレクターの間では今もって非常に人気のあるキャラのひとつです。

映画「悪魔の呪い」(1957年)のワンシーン

ブログ主も長年このマスクのベストワークと信じるハロウインソサエティ版を探しているんですが、チャンスはだけは何度もありながら、いずれも値段が高すぎてあえなく撤退、いまだに入手できないでおります。

ハロウインソサエティ版デーモンマスク

80年代に活動したハロウインソサエティは、いわゆるインディーズ系マスクのはしりで、日本ではともかくUSでは非常に高く評価され、その創立メンバーはいまだに尊敬の的(まと)。人気の高いアイテムは4000ドル、5000ドルといった値段で取引されていて、当方のような貧乏人にはちょっと手が出なくなってきました。

しゃーないので、この数年は、値段が手ごろで出来もそこそこ良い現在流通品を探す方にシフトしたのですが、、、、、、、、、これがなかなかな〜い。

この数年、良く見掛けたのがマスクマスタースタジオ版のデーモン。造形自体は決して悪くないのですが、リリース当時100ドルの廉価版だったので、毛は植毛ではなくモールド。さらに眼がアニメキャラ風にデフォルメされちゃっているのがどうにもこうにも気に入らない。デビッド&ローラが植毛カスタムしたものもebayでちょくちょく見掛けたものの、毛よりもまずあの眼を何とかしてくれ〜って叫んじまいました。

いまはなきマスクマスタースタジオトップページ

100ドル程度のリーズナブルな価格設定が多かった。

デヴィッド&ローラのカスタム版。うーむ微妙だ。

そんな折、昨年の暮れにデビルズワークショップがコレクターシリーズのひとつとしてこのデーモンをリリース。サンプル写真を見たところ、映画のイメージとはやや距離があるものの、少なくとも現在入手し得るバージョンでは間違いなく最高と確信し、即オーダー。3月に届いたのでここに紹介しておきます。

デビルズワークショップ版デーモンバス

かなりダイナミックな造形

画像がそれ。ベースとなったハロウインソサエティ版に近づけながらもかなりオリジナルな造形になっていて、ちょっと獅子舞の頭を思わせなんともキュートです。毛は耳の中まではりつけてあって、なかなか丁寧な仕事。裾から角の先端まで60センチ以上あるデカいバストで、迫力的には申し分なし。色は茶とグリーンの2色あって、当方はグリーンをセレクト。限定13個ですでに完売したようです。当方の理想とは違いますが、まぁかなり良い線を行ってるもので気に入っております。

このデビルズワークショップというのは90年代終わりから活動しているインディーズスタジオ。ブログ主もそのころからチェックしているものの、造形にちょっと独特の癖があってこれまで購入したことは一度もありませんでした。このバストにもその個性がちょっと出ているんですが、今回はハロウインソサエティのオリジナルメンバーの一人ダンテ氏にアドバイスを受けながら造形したとのことで、それが造形に良い影響を与えたのか、説得力のある見事なバストに仕上がったと思います。

ちなみにオーナーのピートはめちゃめちゃ良い人で、このバストを買ったらおまけのゴムマスクとかバッジとかメンバーズカードとかいっぱい付けてくれました。こういうのって別にいらないんだけども、なんか嬉しいね。また買っちゃおうかな。へへへ。

□デビルズワークショップ
 http://www.devils-workshop.com/


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