これくたぶる!

モンスターマスクコレクター、ALI@ハット卿のマスクと本と映画に関する無駄話。不定期更新。

「ロストボーイ」デヴィッド シリコンバスト/マスクレビュー#7

気が付けば早くも4月。今年は1月から何かと忙しく、さらに今月からは地域の雑務までやらされる羽目になったので土日もまったりできなくなっっちゃいました。とほほ。
そんなこんなで、なかなか落ち着いて更新する余裕もないのでありますが、合間を縫って久々に更新。
今回のレビューは、80年代青春ホラーの記憶に残る1本「ロストボーイ」でキーファー・サザーランドが演じたヴァンパイアのライフサイズシリコンバストでありやす。
映画「ロストボーイ」では、主役のイモ兄ちゃんが超絶ダサいのに対して、敵役のキーファー・サザーランドの方が圧倒的にカッコいい。ツンツンヘアでスタイリッシュな黒のジャケットをまとった出で立ちはクールそのもの。特に吸血鬼の本性を顕し牙をむき出したところは悪の魅力に溢れ、クリス・リーのドラキュラばりの出来でホラーファンに根強い人気があります。Tシャツ、ガレキなどのグッズも今だに売られているし、ライフサイズでは古くはハリーインマンのマスクも出ていましたが、近年、超リアルなシリコン製バストも何種類かリリースされております。


ボビーCのシリコンバストが表紙を飾ったキットビルダー

ロストボーイのシリコンバストの中で、コレクターに最も知られているのは言うまでもなくボビーCの造形によるもの。キットビルダーマガジン57号(2007年)の表紙を飾ったこともあるので、一度くらい見たことのある人は多いはず。今にも噛みつきそうなすさまじい位迫力ある見事な出来で、このキャラクターに関しては間違いなくこれが最高傑作でしょう。レジン製もあるものの、やはりシリコンバージョンのハイパーリアリズム感が圧倒的なレベルで、いつかはコレクションしてみたい逸品です。
ただし値段が高いのが難点で、数年前にコレクターが売り出していたのを見かけたものの、$7,000という値段に速攻で退散。ほんと、貧乏人はツマンネーっすな。

このボビーC版に並ぶ出来のものとしては、UKの特殊メイクアップアーティスト、アンディ・ライト制作のシリコンバストがあります。こちらの方が映画での実際のキーファーサザーランドの雰囲気に近いものの、その分ヴァンパイアの迫力には欠けるかなぁ、という感じ。
このバストはアンディのギャラリーで見かける以外、実際のコレクターが持ってるのを見たことがないので、たぶんあまり出回っていないと思われます。
http://www.artifexcreations.co.uk/Lostboys.htm

さて、ネットで検索すると上記2バージョンより多く見かけるのが妙に顔の細長いバージョン(一説にはボビーCのリキャスト)と、今回ご紹介する画像のバストの2種類です。アーティスト本人には確認してませんが、どうやら両方ともドイツのシュヴェーティ(ニックネーム。ドイツ語を知らないのでこの発音が正確かどうか不明^^;)というアーティストの手になるもののようです。
顔の長いバージョンの方はどうもいまいちの出来で感心しませんが、今回取り上げたバージョンは映画の終盤、空中でのバトルシーンの時の顔にクリソツで造形的にもかなりのハイクオリティではないでしょうか。特徴的なツンツンヘアも完璧に再現され、ヒゲの1本1本までも丁寧に植毛された、ボビーC版に迫る出来栄えで、当方かなり気に入っております。^^








仕様としては、それぞれに特徴的な黒ジャケットやイヤリング、私の物にはついていませんでしたが、胸のメダルとさらにはクロームの金属スタンドが付属するという極めて丁寧な作り。
制作数ははっきりしませんが、たぶん、限定10個前後。なかなかの労作と言え、価格もシリコンバストにしては比較的リーズナブルな部類です。

こちらも最近は以前ほど見かけなくなってきたものの、ボビーCバージョンに比べればまだ入手は楽。
ということで「ロストボーイ」のシリコンバストを入手するならこちらを探すのも手ではないでしょうか。

一般にシリコンバストはお高いのでなかなか手が出ませんが、、、、この辺の価格帯のものから気に入ったものを選んで徐々に蒐めて行くのも一つの方法かも。
ちなみに一般にアメリカ製よりもヨーロッパ系のアーティストの方がいくらか安いみたいですんで、そっち狙いで行くかなぁ(笑


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