これくたぶる!

モンスターマスクコレクター、ALI@ハット卿のマスクと本と映画に関する無駄話。不定期更新。

究極のジェイソン

こだまでしょうか? いえ、仁科亜季子です。ポポポポ〜ン・・・ってな言葉が頭の中を駆け巡っている今日この頃。大災害が起こってしまい、計画停電で仕事もままならない状況ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
当方には大きな被害はありませんでしたが、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。命さえ無事でしたら、趣味なんていつでも再開できますので被害を受けた方も気を落とさずなんとか力を出して行って欲しいと思います。

さてさて、そんなこんなでだいぶ間が開いてしまいましたが、やっと再開。今回はマスクのトレンドについて。
エイリアンやプレデターは日米で人気が高いものの、ライフサイズのマスク、バストのコレクションということになると、それぞれサイズがデカかったり、ペイントに手間が掛かったりと高額になることが多く、必ずしも一般的なマスクコレクターの"マスト"というわけではありません。

それではふつーの、特にアメリカのマスクコレクターが何を集めているかというと、現在のメインストリームではどうやらスラッシャー系ということになりそうです。

スラッシャー系、つまり「13日の金曜日」のジェイソン、「ハロウイン」のマイケルマイヤーズ、「エルム街の悪夢」のフレディ、「悪魔のいけにえ」のレザーフェイス等々の殺人鬼キャラの総称です。

これらが蒐集のメインに躍り出たのは、現在20〜40歳前後のコレクターが子供の頃から親しんでおり、現在に至るも続編が作り続けられているからでしょう。日本でも似たような状況ですが、あくまでざっとした印象ながら、ジェイソン、マイケルマイヤーズの2キャラが突出していて、特にジェイソンの人気が高い気がします。たぶん深層心理的な恐怖を秘めたハロウインに比べ「13日の金曜日」の方が単純に怪獣映画的なノリで分かりやすいのかもしれませんね。

ジェイソンのマスクはこれまでもマスプロダクツはもちろん、デススタジオやナイトオウル、ホラーサンタムスタジオなど、多くのインデペンデント系スタジオや個人アーティストからたくさんリリースされてきています。しかし、オリジナルの映画に忠実なものを探すとなると、これが意外に見つからないんですな。

で、最近、ラテックスマスクではないものの、オリジナルにかなり忠実に造形されたバストアップモデルがリリースされているのでご紹介しておきます。
以下がそれで、パート4完結編ジェイソンのほぼ完璧なレジン製レプリカであり、ペイントも含めここまでの完成度のものはこれまでなかったはずです。


製作中の様子。写真は撮影者のスコットから許可を得て使用しています。無断使用はご遠慮下さい。Thanks Scott!


このバストはそもそもマングラーバスト(「映画13日の金曜日」パート4で使用されたジェイソンのプロップバストのリキャストで、ファンゴリアが1997年に販売したマスタープル)をベースに、ジム・カーゲル(完結編のジェイソンヘッド制作者)及びライアン・ビーン(高精度なPart4ジェイソンミニバストの制作者)から提供された詳細オリジナル写真を元に、数年を掛けて徹底的に修正・造形し直した大変な労作であり、だからこそのこの完成度なわけです。
ご覧のように、パート4のジェイソンくりそつであり、完結編のレプリカに関しては今後もうこれ以上の物は出ないとさえ思われるほどのスペシャルな出来栄えです。

残念なことに初版13体は昨年5月にすでに完売しており、現在再版に向けて調整中とのこと。インデペンデントスタジオの常で製造数が少ない(13体)上、すでに結構予約が入っている状態なので入手できるかどうか微妙なところ。
現在制作スタジオのジェームズ氏とこまめにコンタクトを取っている最中ですが、運よく入手できたらまたここでご紹介する予定です。

*このブログはWEBサイトクリーチャーズショーケース内の1コンテンツという位置付け。本家も覗いてやって下さい。ここへのリンクはメニュー頁右下です。creatures_showcase



Subscribe with livedoor ReaderAdd to GoogleSubscribe with Bloglines